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活動と考え方

トランジションタウンの活動について

■トランジション・タウンの活動の範囲

エネルギーや食料

心や身体の健康

気候変動や環境の変化への創造的対応や新しい技術の開発

格差社会や、社会に参加できない人へのアプローチ

 地域社会に暮らす人たちのコミュニケーション・つながりの強化

いまの社会が抱えているたくさんの困ったこと、解決しなければならない問題を、あっという間に、魔法のように解消することは難しいでしょう。

でも、もし地域のコミュニティのつながりを強くしながら、みんなで考え、行動すれば、そうした問題を同時に解決できるかもしれない。 そして、それがもし世界中の地域が実践を始めたら・・・?

それがトランジション・タウンの活動の考え方です。

 

■トランジション活動の指針

 【問題の大きさに比例した解決策を提示する 】

 多くの映画や本は電球を替えたり、リサイクルをしたり、より燃費のいい車に乗り換えるだけで今後の未来への対応は十分だと示唆されています。 

しかしこれらの方策は、従来の大量生産・大量消費型ライフスタイルの焼き直しにすぎず、現代の危機的な状況を変えるための根本的な解決策とはなりません。

 私たちが直面している問題の多くは、持続不可能性を生み出しているシステム・仕組みの問題であり、それを見直すことなしにこれらの問題を乗り越えることはできません。

 そして、こうしたシステムの問題を解決するための方策は地域レベルにすでにたくさん存在していいます。したがって、この状況を誰かに何かしてもらうのを待つ必要はありません。

 

【問題意識を共有する-活動は招待であって、強制ではありません 】

現代のメディアから流れてくるメッセージは矛盾しています。

 私たちの目的は地域に暮らす人々が、自分で判断するのに必要な情報を提供すること。そうすれば、それを聞いた人たちがそれぞれ自分に合った解決策を見つけると信じていいます。

 トランジションのコミュニティでは他人があなたに何かを優先すべきかを決めることはありません。現在の状況は本人以外が判断できるような単純な現状ではないし、その責任を負うこともできないからです。

 

 

【広く参加を促す-必要でない人は誰ひとりとしていない】

 トランジションの活動が順調に進んでいくと、たくさんのことが同時多発的に起こるのであらゆる情報やスキルが必要になります。

 トランジションには、真摯な聞き手、優れた園芸家、あらゆるもの作ったり修理したりするのが好きな人、心温まるパーティー、熱心な話し合い、エネルギー関係の技術者、刺激的な芸術作品や音楽、建築家、プランナー、プロジェクト・マネージャー、ビジネスコンサルタントなどなど・・・様々な人が必要です。

 自分が情熱を持っていることで貢献しよう。

もし情熱を持って取り組めるプロジェクトがその地域になければ、自分でつくってしまおう!

 

 【自分たちが心から望む未来を思い描く 】

 もし自分たちが心から望む未来を思い描くことができなければ、それを創造することはできません。

この時代の 変化はどちらにしても避けられない。

それならば、変化が自分たちに起こるのを待つのではなく、自分たちが望む未来に向かって自ら進んで変化しよう!

 

 

 

 【内面と外面両方のトランジション=移行に着目する 】

 私たちが直面する困難は単なる技術的な欠陥だけによって引き起こされたものではなく、私たちが抱く世界の捉え方や信念から引き起こされたものです。

 地球という世界規模の現状に関する情報を知ることで、恐れや嘆きといった反発・反応が起こるかもしれません。

これは、多くの人々が強いネガティブな状況に出会うと、否定という心理状態に陥りやすいことを示しています。

 心理学や人間行動学などで用いられるモデル・ケースは、そうした人の反応の中で実際に何が起きているのかを理解し、無意識のうちに変化を妨げてしまわないようにするためにも有効で、ときにはトランジションタウンの心理学やカウンセリングを学んだメンバーがそのような人の中で起きる内面の反応についても学びを提供する機会があります・

例:中毒症状のケアや行動変化などの心理学的アプローチ、心理学に基づいた人間関係構築のワークなど

 

 

【レジリエンス-しなやかで復元可能な強い地域コミュニティをつくる 】

 レジリエンスとは、そこにあるストレスやダメージを吸収し、それでもなお機能し続ける能力を指します。(例えば人が風邪をひいてもそこから自力で回復するように)

 1世代か2世代前までのコミュニティでは、自分たちが食べるものをつくってそれを保存したり、服をつくったり、地元の素材で家を建てたりといった生活に必要な基本的技術を当たり前の日常として持っていました。

そして、それぞれの時代の中で「何かおこった時」にもしなやかにそこから立ち直ってきました。

 

 

【ウィルス・モデル-真似をすることが簡単なモデルをつくる 】

トランジション・モデルは小さい活動を積み重ねる。という、世界に真向きな変化を起こす。 というには、とても小さく単純ではありますが、それが1万地域以上が世界同時進行に行われる。というとても力強い活動です。

その活動のコンパクトさの為、場所も大きさも異なるあらゆる世界の地域コミュニティが、気候風土・文化背景の中でそれぞれの地域にあったやり方。この運動を自分たちでやり始めています。

 あるアイデアを速く広範囲に広げようと思ったら、真似をしやすいものをつくる必要があります。

 

その為、トランジションタウンはSNSやメーリングリストなどのWEBをという技術を積極的に活用しながら、世界ともつながりながら活動を共有しています。

 

 ■トランジションタウン・スピリット 自らがもつ力を地域に広げていく

  

1. 依存から自立・共存へ

2. 部分から全体へ

3. 分断からつながりへ

4. トップダウンからボトムアップへ

5. コントロールから自発性へ

6. GetからCreateへ

7. 除外からオープン、包括へ

8. 愚痴や恐れから実行へ

 

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