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映画「ダムネーション」上映会・トークイベント満員御礼!ありがとうございました!

By tthama, 2015年1月16日

1/11(日)に行われた、映画「ダムネーション」の上映会とトークイベントにご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

前売り券があまり出ていなかったので、予想以上に盛況で、立ち見まで出てしまい、

席へのご案内等至らない点が多かったことを、お詫び申し上げます。

映画終了後に行われたトークイベントのにもたくさんの皆さんに参加していただきました。

長時間立ち見で参加してくださった方々、寒い中本当にありがとうございました。

また、パネリストとして参加してくださった、

名古屋女子大学の村上先生、天竜川漁協の平野組合長、谷高事務局長、電源開発の喜多村さん、そして佐鳴湖のみらいを考える会などでお世話になっている、静岡大学の戸田先生。無理難題を聞いていただきありがとうございました。

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この映画は、アメリカで不要になったダムを壊し、川に返していく活動を追ったドキュメンタリー映画で、

アウトドアメーカーのパタゴニアが制作しました。

環境映画といえば、現状の悲惨さや、未来への不安を感じる映画が多い中、

この映画は、物事が前に進んでいく力強さがあって、見ていて勇気がわきました。

また、全てのダムを壊すべきだと言っているのではなく、あくまで役に立たなくなったダムを壊す。

そのダムが将来にわたってどう役立っていくのか、個々のダムできちんとした精査が必要だと言っています。

映画を受けて、私たち映画部では、

「では私たちの町の川、天竜川とダムの現状はいったいどうなっているのか?」

という疑問からこのトークイベントの企画は始まりました。

色々調べてみると、佐久間ダムは一般水力発電での年間発電量は日本一。これは今すぐ不要なダムとはとても言えない。

しかしながら、ダム湖が出来たことにより川の流れは堰き止められ、下流の生態環境に影響を与え、アユの漁獲高は減っていますし、

土砂がダムに溜まって流れないために、川底は削られ、遠州灘の海岸線は後退する一方です。

そこで、あちこちお話を聞けそうなところに連絡を取るうちに「天竜川天然資源再生連絡会」さんの存在に行きあたりました。

連絡会さんは、天竜川漁協・電源開発・研究者 が、それぞれの立場を超え、天竜川の再生に尽力しています。

この会が日本でも稀有な存在と言えるのは、発電事業者と漁協、研究者という、その立場の違いから本来なら共同でなにか出来るとは思えない方々が、協力して活動されているからです。

連絡会は、昔のようにたくさんのアユを川に取り戻したい漁協の方々が、熱心にダム湖の環境やその下流に与える影響などを学びたいと熱望し、

それにこたえる形で、電源開発さんが、漁協の方との勉強会を開いて、知識と現状を共有し、その後、調査と研究の面から、研究者がバックアップし、今の形を取っています。

まさに、映画の中でプロデューサーのマット・シュテッカーが言っていた、

「何かに反対するということは、何かに賛成すること。ダムに反対する人は、きれいな川に賛成している」

の通りに、反対する立場からでなく、賛成する立場での協働です。

この考え方はトランジションタウンの考え方でもありますので、このような会が天竜川で活動をしてくださっていることにとても嬉しくなりました。

村上先生は、「はっきり言って私はダムには反対ですよ。川の連続性が無くなるということは、流域の環境を壊しますからね。でも、これだけ発電しているダムを壊すのは今は現実的じゃないでしょ?それならば変化した環境にどうアプローチしていくかってことですね?」

電源開発の喜多村さんは、「天竜川再生を成功させるには、天竜川に関する情報を収集・蓄積し、天竜川を良く知ることが大事。そのうえで、実施可能な対策を実施することです。再生を持続的に行うには、天竜川漁協・学識経験者・利水者だけでなく、地域の関係者の参画が欠かせない。地域の関係者が、日常生活の中で天竜川の環境について意識することこそ、持続可能な再生が可能となります。地域の関係者の理解と協力を得ることで、限られた関係者による、限られた価値観の中での再生でないように進めることが大事です。」

漁協のみなさん、戸田先生からも興味深いお話をたくさん聞くことが出来たのですが、ここでご紹介するにはあまりにも内容が濃いので紙面が足りません。ごめんなさい!

天竜川天然資源再生連絡会のHPはこちら

戸田先生がトークイベントで発表してくださった内容はこちら

私たちが今、ダムの恩恵を手放せないならば、

せめて今、どんなことが起こっていて、そのために活動してくれている方々とその内容を知り、

いつか、ダムを手放せる日が来るよう、日々の生活の中で何が出来るかを考えて行きたいと思います。

行動無き感傷は魂を殺す!

 

もうひとつ。参加者の中から大事な話題が出ました。

それは「太田川ダム」についてです。

この太田川ダムは天竜川の渇水で浜松市民の水が足りないもで、その為にという名目で造られたダムですが、

太田川の水量は、天竜川の水量のおよそ200分の1しかなく、ダムを作ったところで、焼け石に水です。

その上、浜松市は「皆さまの節水のおかげで利用が減り、経費を賄えないので水道料金を値上げします」と。

発電もしていず、実際何の役にも立っていないばかりか、下流の水の濁りは激しく、生態系に大きなダメージを与えています。

流量が少ない分、堰きとめることで、さらに増水時の川の濁りがひどく、回復も遅い。

コンクリートはひび割れだらけで、傾きさえあるそうです。

太田川の水を憂いている若者が、実際の反対運動をなさっている方とつながるという、良い出会いもありました。

太田川ダムの撤去を求める活動をされている団体はこちら

ご興味ある方は是非コンタクトをしてください。

映画部 金澤

 

 

 

 

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